昨日はOXY DANCE BATTLE 2009 with HEAD HUNTERというダンスバトル(コンテスト)の熊本予選に行ってきた。
あ、もちろん出場者ではなく、オーディエンスとしてですよ。(^_^;)
この予選は9月20日の決勝戦@Zepp Fukuokaをめざし、ジュニア部門(小学校6年生まで) 、中・高生部門(中学生及び高校生、またはそれに準ずる年齢) 、一般部門(高校生卒業以上、またはそれに準ずる年齢)の3部門で競うというもの。
見に行くのは今年で2回目なんだけど、いくつか感じたことがあった。
まず、ダンスのレベルが高い。そして上手いだけでは勝てないってこと。
どのチームもそれぞれ高いスキルを持っているし、かなり練習したことも分かる。でもそれに加えて、自分たちが楽しく踊っていたり、伝えたい何かをしっかり持っていないと入賞は出来なそうだった。
つまり、自分たちで感じて、考えて、創り出さなければならないということ。
当たり前といえば当たり前なんだろうけど、でもジュニアからそのレベルで競っているってすごいよね。
次に、みんなが顔見知りという良さ。
審査員の講評で「インストラクターの皆さん、結果に納得いかなければ質問に来てください。アドバイスします」というコメントがあった。これって、当然出ている人たちのレベルアップにも繋がるけど、同時にインストラクターのレベルアップにも繋がるはず。こういうコメントが出て、実際にコミュニケーションが出来るのはお互いが顔見知りだからこそだと思う。
そして、出場者がいろいろな人への感謝を抱くこと。
出場者はインストラクターだけじゃなく、自分たちに声援を送ってくれる人、イベントを裏方として運営している人・・・・いろいろな人への感謝抱いているようだし、入賞者はみんなそれを言葉に出していた。
それにちょっと感動的なシーンがあった。
僕らは中高生の部から見ていたんだけど、その入場前に、会場の前で出番が終わったジュニア部門のチームがインストラクターや保護者と反省会をしていた。ひとしきり終わるとインストラクターが「こうして出場できたのもお父さん・お母さんのお陰だよね。みんなで御礼を言いましょう」と言って、全員を整列させ自分も一緒になって「ありがとうございました」って挨拶をさせていた。なかなか親に御礼を言う機会って無いんだけど、こういうタイミングで親への感謝を口に出すのは親子の関係をよくする上でも大事だと思う。
もう一つ思ったことがある。今回出ている出場者を学校などで見守っている人たちも沢山いるはずで、彼・彼女らはこのバトルを目指して一生懸命頑張る姿を見せることでみんなを元気にしているんじゃないだろうか。
だから、このダンスバトルは単にダンスシーンの盛り上げとかダンサーのレベルアップだけじゃなく、九州の若い人を元気にする大事なイベントだと思うし、そうあって欲しい。
そんな話をこのバトルを動かしている熊本のダンスシーンの中心人物である小原さんやJun8さん(僕の熊本でのダンスの師匠)に話したらとても嬉しそうに「そう感じてくれたら、すごく嬉しい。上手いだけじゃなくて、自分を表現する楽しさをみんなに分かって欲しいかったし、保護者や周囲の人へ感謝すること、踊ることで周りを元気にすること、そういうのを目指して始めたんだよね」と言ってくれた。
残す予選は9月19日の福岡、そして決勝は9月20日です。
九州の皆さん、ぜひ見に行って元気を分けてもらってください。
最近のコメント