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2005/03/16

プレゼン研修開発ミーティング

プレゼンチームのメンバー 左から僕、中村さん、小島さん、楠本さん
今日は会社(東京海上日動HRA)のプレゼンテーション研修チームのミーティング。
メンバーは中村さん、楠本さん、小島さん。
テーマは新しいバージョンのプレゼンテーション研修の開発。

この研修は1997年に最初のバージョンを開発し(今にして思うと、僕にとってはインストラクショナル・デザイナーとしての最初の仕事だった)、以後バージョンアップを重ねてきた。

今のチームは2002年から。色々なところで、色々なプロジェクトをやってきたけど、このチームは僕にとって最高のチームの一つだ。

中村さんは東京海上のOB。そして僕の大学・学部の先輩でもある。HRAの創業時からのメンバーで、創業3ヶ月目に転勤してきた僕はもう10年近くご一緒させていただいている。プレゼン研修を始めたときからのメンバーでHRA社内でも随一のプレゼンの達人。プレゼンやマーケティングの専門家として社外(特に損害保険の代理店さん)にもファンが多い。このチームのリーダーだ。

楠本さんも東京海上のOB。いつも名古屋に常駐していて、東京海上日動の現場を見つめながら、現場に役立つ教育や研修を現場に近いところで考え実践されている。「今の、そしてこれからの東京海上日動に必要なものは何?」をいつも示してくれる。このチームのパワーの源だ。

小島さんは東京海上日動からの出向者で、HRAでの講師歴は5年。社内外の様々な研修の講師をしている。同世代の受講者を暖かいまなざしで見守りつつクールな観察もし、「受講者が求めているものは何?」かを的確に伝えてくれる。そしてインストラクションについていつもクリエイティブなアイディアを提示してくれる。

ちなみにこの小島さん、ディスカッションの時ににっこり微笑みながらシビアなコメントで他のメンバーをバッサリ斬るという特技を持っていて、斬られたときには新しい何かが生まれることが多い。その感触を「痛気持ちい~(いたきもちい~)」と僕が表現したら、中村さんと楠本さんが激しく共感してくれた。(爆)

こういった素晴らしいメンバーが集まったチームでの研修の開発は本当に楽しい。本当のコラボレーションがそこにあるからだ。

開発途中のディスカッションやリハーサルは本当に激しかった。
チームメンバー以外の人から「大丈夫か?」とか「喧嘩はやめろよ」って言われたり、リーダーの中村さんをして「議論で負けて眠れなかったこともある」という位だ。でも、最後はちゃんとみんなが納得のいく研修をリリースできた。

そしてその実施第一回目が終わった瞬間からコースを改善し続けた。研修が終わった後、1~2時間は反省会をし(その後飲みに行ってもさらに議論を続け・・・)、コースやお互いのインストラクションを評価し、改善すべき点を明らかにし、次までに改善をし、それを続けた。

研修実施中のコンビネーションは抜群で、まさにお互いの「あうん」だけで動くことができた。
そんなチームだった。

そしてこのチームだからこそ、僕はデザイナーとして安心して思い切ったアイディアを出すことができた。
アイディアが先鋭的過ぎたり、表現が難解だったりしたときには「そりゃ違うだろ」「そりゃ無理だよ」と理由をつけてはっきり言ってくれる。

具体的にどうしたらよいかは分からなくても「だいたいこんなことをしたい」ってアイディアを出すと、誰かが具体的なインストラクションのプランを考えてくれた。

僕はそんな皆さんを頼りに安心して「攻め」のデザインをし続けることができた。

だけど、このメンバーでミーティングするのは今日が最後。中村さんが3月末で定年退職されるからだ。
それでもしんみりせず、あまり昔を振り返ることもせずに(反省はしたけど)、次のバージョンのコンセプトやターゲットについて丸一日議論しつづけ、みんなからものすごい勢いでアイディアが出続けた。まさにこのチームの最後に相応しい一日だった。

僕にとっては、「僕をデザイナーとしてもインストラクターとしても育ててくれたこのチームも、このメンバーでは今日が最後か・・・」そんなことがふと頭をよぎるたび、涙ぐみそうになるのをこらえた一日でもありました。

中村さん、これまで本当にありがとうございました。
これからも先輩としてご指導くださいね!

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コメント

司さん、コメントありがとうございます。

プロジェクタ+PowerPointで議論を可視化するためのスキルとしては、重要な順に次の通りではないかと考えています。

1)発言の要点をコンセプチュアルに整理する
(含む図解力)
2)PowerPointなどのアプリケーションを上手に使うスキル
3)タイピングスキル

この手法を見せると、知らない人は3)と2)に驚きますが、この3)2)が出来る人は結構多いはずです。

で、やってみると1)がネックになってうまくいかない。だけどうまくいかない理由が1)だということが分からないし、分かってもそれを鍛える術を知らない、ということがあるのではないでしょうか?

そのため、3)~1)を満たされている司さんが居なくなると、他の人は出来なくなり、出来なくなるのでやらなくなる・・・というあたりでは無いかと。

出来る人から見ると「こんなに便利で簡単なこと、なぜ出来ないのかな?」ということの中にもも、「やってみると案外難しい」ことは多いと思います。

それをどう学習するか(あるいは教育するか)って面白くて難しいテーマではありますよね。

投稿: 北村 士朗 | 2005/03/28 11:33

恐れ入りましたぁ~!<(_ _)>
あれ、私の得意ワザだったんですけど、ちゃんとメソッドとして商標登録までされていたとは…
私がいた職場ではプロジェクターは会議の必需品でしたが、異動でいなくなるとなぜか廃れてしまいます。目の前でアイディアが形になっていく快感はみんな実感しているはずなのに..パソコンの操作スキルが追いつかないんですかねえ.

投稿: | 2005/03/28 10:31

司さん。コメントありがとうございます。
へっへっへっ。ちゃんと使ってますよ(^_^)v

写真では分からないのですが、このチームではミーティングでコラジェクタ®という手法を使っています。

コラジェクタ®とは「Collaboration + Projector」という意味の造語で、慶應MCC(丸の内シティキャンパス)で開発されたファシリテーションの方法です。(教育プログラム化されています)

具体的には、板書代わりPowerPointに打ち込んだ文字や図をプロジェクタまたはディスプレイに映し出すことで、議論を可視化していきます。そしてそのPowerPointファイルはそのまま議事録(我々は議事ログと呼んでいます)として残し、場合によっては関係者に配布します。

司さんの書かれているとおり、会議が効率的になりますが、同時に議論が質的にも向上しますので「効果的」にもなると感じています。

余談ですが、「効率的」と「効果的」って混同されがちだと思いませんか?
両者が相乗するときはあるにせよ、全然違う概念なんですけどね・・・。

投稿: 北村 士朗 | 2005/03/27 01:35

なんか場の雰囲気が伝わってきますね。こういう「怖面白い」論議、一度見てみたいです。ところで、プロジェクター、打ち合わせの時に使ってます?写真では見当たりませんけど。黒板代わりにつかうと、すごく効率的ですよ。(釈迦に説法かな?)
私もプレゼンには結構凝る方なので、機会があったら論議に「乱入」させてください。
(私もバッサリ斬られてみたい(^^;))

投稿: | 2005/03/26 09:14

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