« eラーニングの活用に向けて「3つの問い」 | トップページ | 日経朝刊記事「eラーニング専門家を養成」 »

2005/10/01

BEAT特別セミナーは「ヨーロッパ・モバイル放送の現状と教育利用の展望」


2005年10月のBEATセミナーは「ヨーロッパ・モバイル放送の現状と教育利用の展望」と題された特別セミナー。モバイル放送のもう先進地域であるヨーロッパ(韓国も先進地域)の現状と教育利用の展望について、スカンジナビア諸国(デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド)の放送局のスタッフのプレゼンテーションとパネルで構成されていた。(10月1日実施)


そのパネルの最後に司会の山内先生(東京大学情報学環)から「今後モバイルテクノロジーが教育のなかで役割を果たすためのキーワードを一つずつ挙げてください」というお題が提示された。(パネルの内容が拡散したときに、この締めくくり方は良いと思った。今度僕も使わせてもらおう・・・)
で、そこからのパネラーの皆さんのお話が面白かったので、その前のパネルの内容も含めたメモをちょっとご紹介。


「個人的に生徒のケアをする」
菊江賢治さん(NHK学校教育番組部)
ケータイはマスメディア的な放送とは違う、人と人とをつなぐもの。教育的な面から考えると、個人的なケア(励ましのメールなど)に使うのが良いと考えている。
通信の由来は人と人とのコミュニケーションなので、ケータイはメディアルネサンスなのかもしれない。


「モバイル・リテラシー」
Aske Dam さん(メディアプロデューサー)
今とは違うテーマを研究すること。今のモバイル・メディアの研究は技術や権利についてのものが中心だが、メディアをどうすれば活用できるか?についても目を向けるべきだろう。


「公共であること」
Christer Smedberg さん (スウェーデン教育テレビ協会)
公共放送局としては「公共であること」。モバイル放送には2つの利用状況が考えられる。
1.リビングルームという状況
2.教室という状況
それぞれの設定について、公共放送としての役割を検討すべきだろう。


「ビジネスとして回るかどうか」
元橋圭哉 さん(NHK総合企画室)
映像コンテンツのアーカイブスやコンテンツを回し、再生産していくにはコストもかかる。公共放送は、視聴率は取れないが大事な教育放送をやってきた。(が、今、NHKは制作は厳しい。)
いずれにせよ、コストを回収して再生産する手だてを講じ、子供達に役に立つ放送を継続的に行なうことが必要。


「子供達のメディア」
Peter Ostergaard Sorensen さん(デンマーク放送協会)
ケータイは「子供達のメディア」、そのエンドユーザとしてのメリットが何かを考えたい。


「共同体を越境するメディア」
司会の山内さん
モバイルメディアである意味は、それは人についてくる、ということ。 
ケータイやモバイルは、それ自体が人にくっついて、フォーマル(学校)とインフォーマル(家庭)を行き来する。  学校では教育放送を見、 家庭では関連したデータを見る。その意味を活かせるような、新しい教育サービスについて研究を深めたい。

|

« eラーニングの活用に向けて「3つの問い」 | トップページ | 日経朝刊記事「eラーニング専門家を養成」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/7406/6207390

この記事へのトラックバック一覧です: BEAT特別セミナーは「ヨーロッパ・モバイル放送の現状と教育利用の展望」:

« eラーニングの活用に向けて「3つの問い」 | トップページ | 日経朝刊記事「eラーニング専門家を養成」 »