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2005/10/17

卒論研究で学ぶこと(@岩手県立大鈴木研究室)

今日は岩手県立大学で、鈴木克明研究室(教育情報システム学講座)の卒論中間発表会に参加。

僕の目的は、ゲストコメンテイター(学外の社会人など4人がコメントをする)4年生の皆さんの卒論のお役にたつことなんだけど、同時に鈴木先生がどのように学生さんを指導されるかを見て、自分が学生指導の勉強をすることにもあった。

が、何と鈴木先生がダウン(^_^;)。鈴木先生抜きで中間発表を進めるという異例の展開になった。鈴木研助手の市川さんや、博士課程の皆さんも居てくれたので助かったけど・・・・。

卒業研究のテーマとしては魅力的なものが多かった。

  • 暗記学習を支援するバナー型ドリルシェルの開発
  • ARCS動機付けモデルに基づいた"ハンバーガーショップで学ぶ楽しい統計学"の改善
  • 非同期分散型の活動を支援する研究室向けのグループウェアの改善
  • 進路指導を題材とした普通強化「情報A」のサポートサイトの開発
  • 統合型ドリルシェル「ドリル工房」の拡張
  • 英語マップを用いた英語長文読解のためのツール開発
  • レジ業務中に起こるトラブル対処法を学ぶシミュレーション教材の開発
  • 中学生を対象とした著作権教材ポータルサイトの開発

このテーマから分かるように、学生さん達は「教育情報システム学講座」という名の通り、教育に関係するシステムやWebサイト、教材、カリキュラムの開発や改善をし、それを卒論にしていく。

発表は、それぞれの学生さんが研究テーマ、鈴木先生からの指示(発表に向けて整理しておくべき項目、研究のポイント)、現在の状況をプレゼンし、それにコメンテイターがコメントするという形で進んでいった。

いや~、正直なところコメントするときに緊張した。だって、鈴木先生がいらっしゃれば僕のコメントが間違ってもその場で修正が入るけど、先生が居ないとならば、そういった修正がされないし、間違ってはいなくても、最後に修論としてOKを出すのは鈴木先生なわけで鈴木先生のポリシーと違うことを言って学生さんを惑わせてはいけないし。

ということで、自分としては妙に無難な発言ばかりしてしまった。よくよく考えると、鈴木先生がいない分、「これは明らかに調べ方が足りない」とか「ちゃんと考え抜いていない。」といったときに、もっときちんと言わなくちゃいけなかったな・・・と反省。

そして今更ながら、指導教官って大変だよな・・・って思った。やる気を削がないように(へこみすぎないように)、指導すべきことをきちんと指導する。自分で考えるべきことは考えさせる、でもヒントくらいは与える。「自分で考える人財」を育てるのって本当に難しそうだ。

それとコメントをしながら僕が考えていたのは、この卒論研究で何を学んでもらうのだろう、ということ。

研究テーマから何か大発見(^_^;)が得ることができれば、それはそれで素晴らしいんだけど、1年間という短期間、それも進捗状況を見ると実質的には10月から1月の間にかなりのことをやらなければならない(発表を聞いていると、やるべきことに対して残された日々は決して多くない・・・)という制約の中では、それをメインな目的にするのは当然ハイリスク。そうなると「学び方を学ぶ」とか「知的探究を学ぶ」ということになるんだろうけど、それって具体的には何だろうな?って考えてみた。

この日、僕が学生さんとのやりとりから思いついた「学んで欲しいこと」や学生さんに対する鈴木先生の指示から「多分こう学ばせたいのだろうな」と感じたのは、人に役立つ何かを創る(創ろうとする)プロセスそのもの+それをやり抜くことじゃないかと。そして何かを作るときに自分やユーザにとっての意味を考えること、ちゃんと評価をして自分が創ったものを省察することが求められているように感じた。

実際、鈴木先生からは創ろうとしいるものの「ウリを考えろ」という指示が殆どの学生さんに出されていた。

そんなことを考えながら、コメントや最後の講評(の代わりにミニミニセミナーをやった)で、世界観を考えるということ、SSMでの基本定義(XYZ=Z:なんのために Y:何によって X:何を(達成)する)、多義性といった話をした。

学生さん達がこれから何を学んでいくのかな・・・・、来年2月中旬の最終発表が楽しみだ。

ちなみに発表後の打ち上げはいつもの大沢温泉自炊部。宴会をしながら、ちょっとアルコールが入って調子が出てきた(?)学生さんたちとゲストの間で激しくも楽しい議論が展開した。

ここ数週間の忙しさで僕も心身ともに疲れていたんだけど、学生さん達との議論と良い温泉で随分リフレッシュできた。

そうそう、「大沢温泉自炊部の泊まり方」というWebチラシが出来ていた。自炊部の雰囲気をお楽しみください。
チラシ表面チラシ裏面

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