« 2005年11月27日 - 2005年12月3日 | トップページ | 2006年1月1日 - 2006年1月7日 »

2005/12/31

今年一年ありがとうございました

今年は僕にとって本当に節目になる年でした。21年間働いた東京海上日動火災保険株式会社を離れ、熊本大学に移籍しました。これは僕にとっては「転職」ではなく「移籍」。僕は教育に関する「職」を続けたくて(多分、東京海上日動にいたら、続けられなかったと思います)、働く場を変えたので。

そして、新しく出来る熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学専攻を創るプロジェクトに参加し、教育事業やeラーニングのプロデューサとして、インストラクショナル・デザイナー、企業内教育の専門家として自分を磨くことを選びました。正直なところ、この選択が本当に適切だったのかは分かりません。(もしかしたら、自分自身や熊本大学が僕を過大評価した結果かもしれませんし・・・)

ただ、この選択で僕はモチベーションや能力の高い人たちと一緒に、インストラクショナルデザイナーや教育事業プロデューサとして期待していただきながら、教育関係の仕事ができる環境を得られました。正直なところ、大変なことも多かったですが、それでも、こういった環境の中で思いっきり仕事ができる喜びをかみしめることの多い一年でした。

何より「いつかは日本でeラーニングやID、企業内教育を学べる場ができたら・・」という夢を自分自身の手で実現できるチャンスを得られたことは何よりの幸せだと思っています。

また、移籍にあたり、これまでにお世話になった諸先生・諸先輩や仲間達から熱いご声援を頂き、移籍後も様々なご支援をいただいていることに心から感謝します。そしてこのブログをお読みいただいている皆さんからもお目にかかったときやメールで温かいお言葉を掛けてくださることに本当に感謝しています。

2005年は僕にとって幸運な年でした。(年末に骨折したり、身の回りのものが次々に壊れたり無くなったりしましたが・・(^_^;))ただ、まだ僕は成果らしい成果は出していません。2006年は皆さんからのご声援やご支援にお応えするためにも成果を出していきたいと思っています。

本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年の棚卸し

毎年年末に、愛用のフランクリンプランナーを眺めながらこの一年を振り返ることにしている。

今年は東京海上日動火災(東京海上日動HRA)から熊本大学への移籍という大きなことがあり、年初の思惑とは全く違う一年になった。そのため、年初に立てた目標はほとんど出来ていないに等しいが、その代わり予定・予想していなかった多くのことが出来た年になった。

自分の備忘も兼ねて今年やったことを列挙していくと・・

<東京海上日動>

  • 新入社員や内定者向けのeラーニングコンテンツの開発
  • 損害サービス部門の教育担当者向けにIDとプレゼンテーションの研修を開発・実施
  • 新入社員導入研修でプレゼンテーションのワークショップの開発・実施
  • 社内向け(選択制)プレゼンテーション研修のバージョンアップ版開発(移籍までに完了せず)
  • 東京海上日動あんしん生命様向けのファシリテーション研修の開発・実施(これがHRAで最後に開発した研修に。田中さん、小島さんとのコラボレーション)
  • 移籍に向けた引き継ぎ+eラーニング用のサーバ類のリプレース(Internet Navigwareも7から8に)

<熊本大学>

  • 社会文化科学研究科教授システム学専攻の開講準備(カリキュラム開発、Webや開発冊子の制作、チームビルディングなど)
  • 1年生の情報リテラシー必修科目「情報基礎B」の1クラスを担当(Webの書き方について)
  • フロンティア教育プロジェクト研究会(熊本大学内での教育の質を高めるためのプロジェクト)

<妹尾組関係>

  • SLC(学生と社会人のゼミ 様々な思考ツールの勉強をしたり、アキバのフィールドワークをしたり、「関係学」という新しい領域を考えたりした)
  • 日本弁理士会「長期構想形成PJ](将来の弁理士像を描き、その育成について考えるもの)副査
  • 日本弁理士会「授業法基礎:大学で知財を教える人への必須科目」(シラバス作成を通じてIDの基礎を学んだ上で、どのように授業を行なうかを学んでもらうコース)の開発・実施

<委員会>

  • 財団法人知的財産研究所「知的財産関連人材育成のあり方に関する調査研究委員会」でeラーニングに関するプレゼンテーション
  • 沖縄県「沖縄科学技術研究都市形成に関する調査・検討業務 情報通信基盤検討専門委員会」委員(沖縄科学技術大学院大学の設置に向けた情報インフラの検討)

<講演・プレゼンテーション>

  •  e-Learning Conference 2005 Summerで中原淳さん@東大と「学習をデザインする:理論と事例 」をプレゼンテーション
  • e-Learning Conference 2005 Winterで鈴木先生@岩手県立大、根本さん@熊大と「コースコンテンツ開発計画書の作成 」

<執筆>

ということで、充実した一年だったかなと。ふぅ。(´。`)

| | コメント (1) | トラックバック (0)

12月の出来事(5)熊本で積雪! 

12月21日は熊本で大雪が降り、町中は雪が積もった。

その日僕は夜遅くまで研究室で仕事をしていた。ちょっと雪がぱらついているのは知っていたけど、積もることは無いだろうと思っていた。21時過ぎだろうか、外で学生(主に女性)のキャーキャー言う声が聞こえた。ブラインドの間から外を見ると、なななんと雪合戦をしているではないか・・・・。

「やっべー!」慌てて駐車場へ。初冬の北海道のようにクルマに雪が積もっている。約3cm。冬用の道具は積んでいなかったので、たまたまトランクに入っていたウチワで雪を払い、クルマを出す。僕のクルマはスタッドレスは掃いていないしチェーンも積んでいないが、幸いなことにフルタイム4WDでABSも付いているため、何とか走れた。

ゆっくりゆっくりと家路を走った。いつもは10分の道のりもこの日は50分。途中の上り坂ではタイヤを滑らし立ち往生するクルマが何台もいた。

そして翌朝の風景がこの写真。どうです?熊本っていうか九州じゃないみたいでしょ?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12月の出来事(4)東京でセミナー

12月のメインイベントはメディア教育開発センターと共催の熊本大学・メディア教育開発センター共同セミナーの様子熊本大学・メディア教育開発センター共同セミナー。12月19日に東京の学術総合センター一橋記念講堂で開催した。

年末だったため、どれくらいお客様に来ていただけるか心配だったんだけど、ふたを開けると260名ものご来場を頂くことができた。

以前、このblogでもご紹介したように、このセミナーはメディア教育開発センター理事長の清水先生、日本教育工学振興会会長の坂元先生、日本eラーニングコンソーシアムの小松会長、岩手県立大の鈴木先生といった超豪華メンバーの講演に、熊本大学の崎元学長のご挨拶、足立副学長による熊本大学のeラーニングのこれまでの取り組みや新しい大学院の紹介で構成されたもので、ご来場いただいた皆様にはeラーニングの今を知っていただきながら、熊本大学のeラーニングや新しい大学院「教授システム学専攻」にもご関心を持っていただくことができたと思う。

11月からこの専攻のためのWebや専攻案内の冊子のディレクションに掛かりっきりだった僕としては、休憩時間に冊子をじっくり読まれている方が多かったのが本当に嬉しかった。(資料請求は「教授システム学専攻の」Webページからどうぞ!)

当日、ご来場いただきました皆さん。本当にありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12月の出来事(3)大学院設置認可と紹介活動

熊本大学の「教授システム学専攻」は12月5日に文科省から認可を頂き、10日頃から専攻案内や募集要項の配布をはじめた。この配布に間に合わせるために専攻案内の冊子を作らなくてはならなかったのだが、様々なことを決めながら短期間で冊子を作るのは至難の技で、結局11月から12月の初旬はこの冊子や専攻のWebのディレクションにかかりっきりになった。(Webについては順次改訂しているので、まだ手が離れないが・・・)

冊子とWeb(暫定版)が出来たこともあり、12月は大学院「教授システム学専攻」のご紹介をNavigforum(富士通のInternet Navigwareユーザ会)や日本eラーニングコンソーシアムの月例カンファレンスでさせていただいた。それ以外にも色々なところにお邪魔したり、JMAM月刊「人材教育」誌にも取材していただいた。

まだ実際には開講していないし、お見せできるコンテンツも未だ無い状態でのプロモーションについてはちょっと心配なところもあるけど、どうせやるなら、色々な人に興味を持っていただき、ご意見やご要望などを頂きながらの方が良いと思っている。

それと、こういった話をしていると、真剣に聞いて下さる方、出願を検討して下さる方が思っていたより多いことに本当に勇気づけられる。

この大学院は、僕が前職の頃夢見た「企業内教育のこと、eラーニングのことを学べる大学院」で、まさに「夢」の実現そのものなんだけど、同じような夢をどれだけの人が抱いてくれるかが心配だったんだよね。修士の定員は約10名と少なく、競争率も高くなりそうだし。

でも、かつての(企業の教育部門で働いていた)僕と同じような立場の人が、同じように興味を持ってくれて安心した。そして、「こういった人たち(とかつての自分)の夢や希望を壊さないように、本当に頑張らなくちゃ。」って気合いが入る。

そういう意味では、この大学院に興味を持ってくれる全ての人たちが、サッカーでいうところの「サポーター」だと勝手に思っている。より多くの「サポーター」の皆さんと一緒に歩むためにも、しっかりプロモーションしながら開講に向けて歩を進めていきたい。応援よろしくお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12月の出来事(2)e-LearningConference2005 Winter

骨折した足を引きずりながら東京へ。

1日の夜、日本弁理士会の人材育成に関する長期構想プロジェクトに出席し、翌2日はというハードなスケジュール。

e-LearningConference2005 Winterで僕らが担当したのは、トラック【C】はじめてのコンテンツ開発技法の中の午後のセッション。鈴木先生の指揮のもと、根本さんをメイン講師にセッション2「コースコンテンツの指導方略」 、僕がメイン講師を務めてセッション3「コースコンテンツ開発計画書の作成」を行った。

朝のトラックの説明で、トラック全体のコーディネートをした寺田さんから「北村さんは命がけで今日の研修に臨んでくださいました」とご紹介をいただいた。「おいおい、それじゃスタントマンだよ・・・・(^_^;)」と思いつつ、「命までは掛けないですが、体は張ってます。どうぞよろしく」とご挨拶させていただいた。e-LearningConference2005 Winterの様子

僕のセッションは、コースコンテンツを開発する時に作ると良いであろうドキュメント類(概要書や画面の遷移図、プロジェクト管理のための計画書など)についての解説をさせていただいた。

面白かったのは質疑応答で、本当にいろいろな質問を頂き、答えについても会場の皆さんの経験や知識をご披露していただいた。

一番面白かった、そして僕がアツくなった話題が「良い関係をベンダーと築くには」というこ。僕のほうからは

  • 最初から予算は示す。三味線は弾かない。
  • ベンダーは取引業者ではなくパートナーとして敬意をもってお付き合いをし、コラボレーションを心がける。
  • あまりHOWなどは指定せず、ベンダーに提案してもらう。その分、発注者側はWhyとWhatをしっかり示す。

といったことをお話し、受講者として参加されていたベンダーの皆さんからも「意気に感じて仕事をすることもあるので、色々なことを話していただき、一緒に考えさせて欲しい。」など色々意見を頂いた。

ユーザ/ベンダー間の間のちゃんとした取引や協業はまだまだ出来ていないと思うけど、こういった議論を通じて、ユーザがより賢いユーザになり、ベンダーの良いところを引き出せるような仕事ができるようになれば良いと思う。また、ベンダー側も単にユーザの無知や無理解を嘆くだけではなく、どうしたらユーザともっと良いお付き合いができるかを考えて欲しい。僕たちは「学習」を仕事にしているんだから、仕事を通じて僕らも学習していきたいよね。

当日ご参加の皆さん、積極的に受講していただきありがとうございました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

12月の出来事(1)骨折

ふと気付くと12月も終わり。丸1ヶ月ブログの更新を怠ってしまった。

この間、多くの皆さんから「最近、またブログの更新してませんね」「毎月更新に変更ですか?」などと言わることしばしば。実はこの12月は本当に大変でした。もちろん、大変だけじゃなく、とても実り多い月でもあったんだけど。

まず、何が大変って、右足を剥離骨折してしまったこと。

それは11月28日の午前のこと。その週の木曜日に予定されているeラーニングフォーラムウインター2005にむけて、熊本大の根本さんの研究室で、岩手県立大の鈴木先生を遠隔でまじえ打ち合わせした直後のこと。資料の入稿〆切をこの日の13時に控え、資料の追加や変更が必要なことがわかり、急いで階上の僕の研究室に上がるときに、階段で右足をひねってしまった。

「痛って~」と一瞬動けなくなったけど、足を引きずりながら自分の研究室に戻り、それから資料を作り〆切に間に合わせた。ちょっと痛みがあったけど、我慢できないほどでも無かったし、何よりちゃんと歩けたので、放っておいた。

2日後のこと、ちょっと体がだるく、熱っぽかった。前週からの風邪がぶり返したと思い、自宅前にあるクリニックへ。クリニックの看板を見ると内科だけじゃなく整形外科もやっている。診察時に「先生、ついでに足も見てもらえますか。一昨日ひねってしまったんですが」と言う。先生が触診する間、患者である僕が待つのは「骨には異常が無いようですね」のひと言だったんだけど・・・・・返ってきたのは「X線を撮ってみましょう。」

診察結果は、右足の裏、土踏まずでは無い方のあたりの剥離骨折。熱は風邪のせいだけでは無かった0512_kossetu 先生には「ギプスで固めよう」と言われたが、eラーニングフォーラムでの登板が控えていたし、何よりクルマの運転が出来なくなるとのことで、包帯で勘弁してもらった。特殊な包帯を二重に巻いたので、普通の靴は履けなくなったけど、幸い持っていた伸縮性が高いnikeのPresto ChanjoのL(かなり大きく普通に履くとカポカポしてしまう)は履けたので、それで暫く暮らすことになった。

既に1ヶ月経ち、骨は繋がっているようだが、まだ走ったり、踊ったり(^_^;)は出来ない状態が続いている。熊本にいるときはそれほどの不自由を感じないけど、東京だと経っている時間や歩いている時間が長いため、杖をついている。おまけに東京ってのはいかにバリアフリーじゃないかが良く分かった。

ということで、怪我人のまま超多忙な12月に突入となった。「あまり立ったり、歩いたりする仕事じゃないので、大丈夫でしょ?」 って言われるけど、やっぱり片足が不自由だと体のバランスが取れないためか、体全体が疲れる。それがブログを更新できなかった理由?って聞かれそうだけど、本当にそれが原因(少なくとも遠因)の一つだと思う。普通に生活していて、それほど忙しくない日でもかなり体は疲れていたわけで・・・・(^_^;)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年11月27日 - 2005年12月3日 | トップページ | 2006年1月1日 - 2006年1月7日 »