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2006/12/02

2006九州PCカンファレンスin熊本大学(初日)

20061202pcc_001今日(12月2日)は2006九州PCカンファレンス in 熊本大学の初日。

鈴木先生の基調講演「インストラクショナルデザインとeラーニング」に続いてパネルディスカッション「eラーニングの現場・現状・現実」にコーディネーターとして登板した。

パネラーは英語教育のeラーニングに取り組まれている西嶋 愉一(金沢大学外国語教育研究センター)、遠隔教育のご経験が長く、基礎学力の測定と向上に取り組まれている鍵山 茂徳(鹿児島大学学術情報基盤センター)、文科省「IT人材育成プロジェクト」の研究指定校として高校でeラーニングを授業や資格取得などに活用されている太田 浩樹(熊本工業高等学校)、そして熊本大学の情報教育の中心スタッフである右田 雅裕(熊本大学総合情報基盤センター)の各先生だ。

普通、こういったパネルって何となく予定調和的だし、壇上の人たちの周りでは物事がうまくいっている印象を聴衆としては抱いてしまい、聴衆は「それに比べてうちは・・・」って思ってしまうことが多い。下手をするとコンプレックスさえ抱いてしまうことも・・・。僕も聴衆としてはそうだったけど。

そこで今回は、壇上の皆さんに「悩み、相談したいこと」を出していただき、それを会場の皆さんと一緒に考えていこうというしつらえにした。どんなお悩みかは資料をごらんいただきたい。

資料(PDF 132KB)

もちろん会場の皆さんからのご相談もあり。しかも、「会場の皆さんもパネラー」と宣言し、壇上のパネラーが会場の誰かを指名して発言してもらってもよい(とうか指名されたら発言しなくちゃいけない)というルールにした。

結果としては、会場と壇上が一体になったセッションになれたのではないかと思う。

みんないろいろな苦労をしながらも、やっぱりeラーニングの可能性、たとえば従来ではできなかった学習の個別化(受講者のレベルやペースにあった学習の実現)や、時間・距離の制約からの解放、紙の教材や講義ではできなかった何かができる、といったことを信じて頑張っているということ、そしてそのためにも、従来の教育の方法のままeラーニングに載せるのではなく、新しい学習の姿を考えたり、理想と現実のギャップをと捉えいかに理想に近づけるかを考えたりすることが大事、だということをみんなで共有できたと思う。

パネルの後は懇親会で、そちらでも司会(^_^;)。eラーニングカンファレンスのトラックでも司会的な役割だったので、なんだか今週は司会漬けな週な気がした。

それはさておき、九州のCIECの皆さん(教員、研究者、生協スタッフ)はいい感じで繋がっていることを感じることができた。これから「ご近所」の皆さんといろいろ仕掛けていきたい。

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2006/12/01

eラーニングカンファレンス特別セミナー

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e-Learning Conference 2006 Winterの2日目。今日(12月1日)の朝は、特別セミナー「e-Learning専門家育成の取り組みについて」として、青山学院大学の玉木先生と僕とで、それぞれの大学の取り組みについて紹介した。通常のトラック前の早朝(9:30~)のセッションにもかかわらず、60名を超える方にご参加いただいた。

この特別セミナーは動画収録されていて、後日、elcのサイトで公開される予定なので、よろしければご覧ください。

【当日のスライドと資料】
当日使ったスライド(PDF 692KB)
当日配布資料(教授システム学専攻のフライヤー。入試情報も入っています)(PDF 992KB 重いです!)

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2006/11/30

続けない+教えない+作らない=次世代IDの勧め

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今日(11月30日)はe-Learning Conference 2006 WinterのトラックB:「続けない+教えない+作らない=次世代ID勧め」に鈴木先生、市川さん@岩手県立大とのトリオで登板。このトラックは主催者からの要望もあり「eラーニングファンダメンタル修了者またはそれと同等の知識・スキルをお持ちの方(初心者はご遠慮ください)」という敷居の高いものにしたのだが、それでも60人以上の受講者にお集まりいただいた。(eラーニングファンダメンタル修了者は10人くらいだったが・・・・)

「続けない+教えない+作らない」という「ないない尽くし」のeラーニングを受講者の皆さんと考えた、刺激的な一に日になった。

ちなみに、
続けない=IDの原則にそわないことを続けず、本来の学習者中心に進む
教えない=教える側の「教えたい」、学ぶ側の「教わりたい」という欲求を断ち切り、学ぶ側が学べるようにする
作らない=既存のリソースなどを使ったり、自動化したりして、提供側が楽ができ、拡張もできるようにする
といったこと。

ある意味、「これでいいのか?今のeラーニングや研修」という問題提起をしていったトラックとなったが、知識や経験が豊富な受講者の皆さんが、いろいろな解釈をし、様々な情報を提供してくれたおかげで、結構面白いセッションになったと思う。

それと、僕が作ったワークシートに毎回のようにダメだしが出た。なにせ、プロの教育・研修・eラーニング関係者が集まったので、ワークシートが書きにくいとなると、その原因と対策まで提言(^_^;)してくれる。プロが集まると怖いけど、それだけこちらの学びも大きい。このトラックで一番学びを得たのは僕かもしれない・・・。

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2006/11/29

お大事になさいませ

今日、近所の耳鼻科で「お大事になさいませ」と言われ送り出された。右耳もほぼ完治し、飛行機に乗っても大丈夫だと言われた。これで、問題なく午後は東京に移動できる。まだ抗生剤は飲んでいるけど、とにかく聞こえるようになった。大事にしなくちゃ・・・・。ところで、この「お大事になさいませ」。熊本の医療機関で必ず耳にすることばだ。とても柔らかく、良い響きがする。

最初にこの言葉を聞いたのは肝臓の検査のために通っているNTT西日本病院。外来の看護師さんも、会計の担当の方もそう言っていた。「これは病院としてのものなのかな?」って思っていたら、その後通った歯科や近所の内科、院外処方の薬局でも例外なく「お大事になさいませ」。

僕が経験した他の土地(東京、京都、鹿島、旭川)では「お大事に」あるいは「お大事にどうぞ」だったし、googleバーに「お大事に」と入力して出てくる検索候補にも「お大事になさいませ」は無い。近いのは「お大事になさってください」「お大事にしてください」かな。

とにかく、熊本は「お大事になさいませ」。これって方言っていうより、そもそも「お大事になさいませ」だったものが、省略されずに残っている感じだよね。こんなところに良い文化を感じる。

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2006/11/28

SDワーキングで嬉しかったこと

今日はSDワーキンググループ。嬉しかったことが3つあった。前回に引き続き、新人に学ばせることや学習目標についての議論を進めていった。WGの皆さんも段々なれてきて、学習目標らしい提案が増えてきた。これが嬉しかったことのひとつめ。

そして、委員のお一人から、職員から「職員間のコミュニケーション研修」の実施提案があった、という報告があった。
その職員は10月に実施した係長研修(アクティブリーダー・ワークショップ)の受講者で、研修の成果を生かして提案をしてくれた!これが嬉しかったことの二つめ。

そして、僕が「せっかく提案してくれたんだから、委員会にお招きしてプレゼンしてもらいましょうよ。そしてその場で議論しましょう」といったら、僕の隣に座っていた、ワーキンググループ事務局で熊本大学人事企画の田代さんが、「ね、北村先生は絶対『プレゼンしてもらおうよ』って言うはずですよ、って言ったでしょ」と笑って言った。他の委員の皆さんも笑っている。こうやって「やり口」を理解してもらえるようになってくるのって、とても嬉しいよね。これが嬉しかったことの三つめ。

少しずつ、SDが芽を出しつつある実感がしてきた午後だった。

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2006/11/27

e-LearningConference2006 Winter

このブログの読者のごく一部の皆さんにお願いがあります!!来る(本当にもうすぐ)11月30日(木)のe-LearningConference2006 Winterで、トラックB:「続けない+教えない+作らない=次世代ID勧め」に鈴木先生@熊本大、市川さん@岩手県立大の3人で登板します。

で、このトラックに参加される方にちょっとお願いしたいことがあります。
さほど難しいことではないのでご安心を・・・。よろしければ私までご連絡ください。

メアドはshirou.kitamura@@mba.nifty.comです。(@はひとつにしてください。)

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トラックB:「続けない+教えない+作らない=次世代ID勧め」
【達成目標】
このトラックでは、インストラクショナルデザインの最先端の動向を共有し、わが国のeラーニングが次に進むべき方向性を考えることを目標にします。「続けない+教えない+作らない」をチェックポイントとしてeラーニングの現状を再点検し、次の一手を創り出すことを目指します。IDのプロを自負する(あるいはそれを目指して日々努力している)人たちが一堂に会し、2003年のeラーニングファンダメンタル以降の動向を整理して次を見据えます。

【対象】
eラーニングファンダメンタル修了者またはそれと同等の知識・スキルをお持ちの方(初心者はご遠慮ください)

◆セッション1「続けないeラーニング」
【講演概要】
「続けない」をキーワードにeラーニングの現状を点検します。点検の視点は、言われ続けている「学習者中心設計」。IDの視点から既存の教育を再点検するための5つのポイントを確認し、学習者中心、ID研究成果の応用、完全習得学習のパラダイムをeラーニングで実現することなどについて考えます。参加者の意識合わせをすることを本セッションの目的として、午後のディスカッションの基盤づくりをします。

◆セッション2「教えないeラーニング」 
【講演概要】
「教えない」をキーワードにeラーニング設計の可能性を議論します。情報提示の前にタスクを与えて失敗から学ばせる手法が様々なID理論の中で提唱され、もはやeラーニングの主流になりつつあります。非同期型中心で学習環境を構築し、同期型とのブレンドをどのぐらい少なく入れていくか。学習中の援助をいかに少なくデザインできるか。学習者同士のチームワーク・ビルディングと学習成果の発表・評価はどうするのか。「教えない」eラーニング実現のノウハウを共有し、その是非について議論します。

◆セッション3「作らないeラーニング」
【講演概要】
「作らない」をキーワードにeラーニング学習環境実現の可能性を議論します。既存教材(印刷教材)の活用、リンクでWebリソースにつなげるなど、作りたい衝動をどのように抑えて「ありもの」ですませるか。オープンソース運動の成果として利用可能になった各種素材を生かすことと「オリジナリティ」への憧れのバランスの取り方。スケーラビリティを意識した効率的な方策とその課題。あるいは教育以外の選択肢を教育担当部署が提案することへの挑戦など。

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2006/11/26

遠隔教育実践論という名の遠隔教育

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昨日と今日は、必修科目「遠隔教育実践論」の集中講義。東京から独立行政法人メディア教育開発センター(NIME)教授の近藤先生に「遠隔教育実践論」というなの遠隔教育の実践をしていただいている、という形。僕は耳の調子が悪く、体調も悪かったため、今回、熊本側のスタッフは右田さん、松葉さんに殆どお願いをしてしまった(ありがとうございました>松葉さん、右田さん)んだけど、最後の方にちょっと顔を出してみた。

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今までは人が沢山いる東京側のスタッフを務めていて、目の前で複数の受講者が実際にディスカッションしているのに立ち会っていたんだけど、今回は熊本側(今日は受講者は一人だけ。写真に写っているもう一人はTAの井之上君)から東京のディスカッションをTV会議システム越しに聞くことになった。

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東京から見ていると「熊本側って寂しくないのかな?」って心配だったんだけど、熊本から見てみると、受講者も孤独感は感じないといっていたし、実際僕もそう感じることができたので、安心した。東京のメンバーのディスカッションを聞きながら、参加している気にはなった。

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ただ、やっぱりディスカッションに入っていくタイミングは難しいかな。流れの中で(何気なく)発言するのはかなり難しく、「ちょっといいですか」とコールしてから発言しなくてはならないので、発言するときにはそれなりの覚悟がいる。このあたりは基地局側のファシリテータが様子を見ながら振っていくといったことが必要だろう。

あと、熊本の人数が少ないと、常にアップになってしまうのが受講者にとってはプレッシャーということもわかった。居眠りはできない・・・(^_^;)。次からはそこそこ「引き」で写すことにしよう。

ということで同期型遠隔授業を快適にも細かいノウハウの積み重ねが大事だってことを、あらためて感じた。まさに遠隔教育実践だね。

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