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2007/06/29

「人を育てる科学」セミナー

20070629daiamond

今日はダイヤモンド社主催「人を育てる科学セミナー」。このセミナーは「企業内人材育成入門」のプロモーションも兼ねたもので、この本を一緒に書いた中原さん@東大、荒木さん@東大、橋本君@浜銀総研と一緒に登板した。

受講者は、企業で人事・人材育成・研修を担当する人たちが中心で、一部経営者の方もいらっしゃった。

テーマは、「若手の早期育成」で、まず中原さんから、「熟達化」の話をしてから、僕がインストラクショナルデザインの話をし、その後、中原さんから評価やワークプレイスラーニング、学習環境デザインの話をするという進行だった。

僕のパートの冒頭、「インストラクショナルデザインを知っている人は?」って聞いたら殆ど手が上がらなかった。このところのセミナーではある程度インストラクショナルデザインを知っている人が多かったけど、今日は殆どの人が知らない。いやあ、燃えましたね、久々に。

今回の研修は本当に限られた時間だったし、受講者は研修企画担当者、つまり、インストラクター、デザイナー、教材作成者といった実際に研修や教材、eラーニングを作る人たちではなく、むしろそういう人たちに発注をする人たちだったので、発注者として必要だと思われた

・分析(教育・研修の6W2H)

・出口「学習目標」と入口「前提」

・5つ星の条件(メリルのID第一原理)

に絞り込んでを紹介し、プラスアルファとして人事・教育担当者が興味を持つ動機付けについて、ARCS動機付けモデルを紹介した。

今日の研修は、受講者の皆さんの反応が良くて、やっていて気持ちよかった。それだけ、皆さんの問題意識が高かったといえる。

今日の、僕らのメッセージは「人事・教育担当の仕事は研修やeラーニングを企画・実施することで終わりじゃない。その後、どう職場での実践、職場での学びに繋げるかが大事。そのためにも科学的な方法論であるインストラクショナル・デザインと学習環境デザインが不可欠」というもの。

アンケートを見ると、「研修に関する悩みの糸口が見つかった」「なぜ、研修が上手くいかなかったか原因が分かってきた」「研修をするだけが仕事と思っていたのが間違いだと気づいた」といった記述が多く、僕らの意図が伝わったことが分かり、嬉しかった。

インストラクショナル・デザインが、人事・教育担当者の「お悩み」解決の糸口を与えるという点をあらためて確かめられたことが、僕にとっての今日の大きな収穫。こういうことの積み重ねで、自分の仕事、自分がやっていることに「人の役に立てる」「意義がある」という自信が持てるようになるんだよね。

他にも今日の大きな収穫があった。その一つは「ミウチ化」。

企業内の研修を業務上の成果につなげるには、学びを研修だけで終わらせず、職場の実践の中で学ぶ続けてもらう必要がある。そのために、受講者の上司にも「学び」に関わってもらう必要がある。そのために僕がよく使う手は、研修の申込み時や事前課題の中に上司のコメントをもらわせ、事後課題などにもコメントしてもらうというもの。

研修中に、中原さんとそのあたりを受講者の皆さんにどう伝えようか、と相談しているときに(僕らは受講者の皆さんの様子でどんどん研修の内容を変えていく)、中原さんが「それ『ミウチ』化ですね」とネーミングしてくれた。

これは、企業内で、研修やeラーニングを実務につなげるためにとても重要なコンセプトだと思う。これから売り出していこう。(^^)v

もうひとつの収穫は、インストラクターとしての自分のノウハウを省察(確認)できたこと。自分1人でやっていると、何がノウハウだかわからないんだけど、今日は中原さん、荒木さん、橋本君が僕がやること(僕にとっては当たり前で日常的なこと)を珍しがって、色々質問をしてくれたりした。

その結果は中原さんのブログに掲載されているのでご一読を。
中原さんのブログ「ダイヤモンド社主催「人を育てる科学セミナー」が終わった!」

今日はとても楽しく、激しく、そして有意義な研修になった。永田さんをはじめとするダイヤモンド社の皆さん、会場のホテルプレジデント青山のスタッフの皆さん(とても行き届いたサービスをしてくださった)、中原さん・荒木さん・橋本君、何より受講者の皆さんに感謝・感謝です。ありがとうございました。


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