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2007/06/02

高等教育におけるeラーニング

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今日は、熊本大学教授システム学専攻の科目「高等教育におけるeラーニング」の集中授業の日。僕はアドミニストレータ&ビデオ収録スタッフとして参加した。

事前に2コマ分のeラーニング(文献購読)で学んだ上で、今日の集中授業では担当講師の吉田文先生の講義を聴き、田口真奈先生の指導のもとクラス(受講者は6名)でディスカッションをする。そして、今日のディスカッションを受け、各グループで文献を購読(輪読)しながら、最終レポート(高等教育におけるeラーニングに関する問題の整理と提言)を目指していく。

ちなみに事前課題は次の4冊。
・M. トロウ、天野郁夫・喜多村和之訳(1976)『高学歴社会の大学―エリートからマスへ』東京大学出版会、II部(pp. 53-123)
・M. トロウ、喜多村和之編訳(2000)『高度情報社会の大学―マスからユニバーサルへ』玉川大学出版部、第3章(pp. 76-108)
・吉田 文(2003)『アメリカ高等教育におけるeラーニング―日本への教訓』東京電機大学出版局、概論(pp. 2-24)
・吉田 文・田口真奈(2005)『模索されるeラーニング―事例と調査データにみる大学の未来』東信堂、第1部(pp. 6-56)、第3部(pp. 291-316)
僕もこれらを読んで授業に臨むことにした。それぞれ、熊本大学で働きはじめたころ目を通したことはあったけど、あらためて(そして大学で働くようになって1年半以上経ったところで)読むと、それぞれ頷けるところが多かった。

それはさておき、今日の集中授業では、まず2コマの吉田先生の講義があった。
吉田先生の講義では、まず「大学」というものについて歴史的なところから解説いただき、その後に、大学における遠隔教育やeラーニングの歩みについてお話いただいた。吉田先生の講義はスライド無し。受講者に問いかけ、語りかけながら考えさせる素晴らしいもので、僕も聞き入ってしまった。そして、スライドに頼り切ってしまっている自分の講義スタイルを見直したくなってきた。

そして、ディスカッションでは、大学におけるCIOの必要性を中心にディスカッションしていった。
受講者の6名は
・大学に勤めている職員
・大学とビジネスをしているベンダー
・仕事上大学とは縁がない人
に分けられる。

話題としては、大学の意思決定(教授会でものが決まる。学長や学部長は権限が無い・・・等)、誰が大学でのIT戦略をリードするか(トップダウンが効いていれば良いけど、さもなくば誰も決めない。そもそも戦略も無いことが多い)といったもの。

大学と仕事上関わっている人たちは「うちだけじゃなかったんだ」とある意味安心し、関わっていない人たちは「え~、それで組織として成り立つの?」と驚いていた。

今日の話でとても印象に残ったのは「大学にとってeラーニングを導入するということは、いやおうなく外部のITベンダーなどと仕事をせざるをえなくなることであり、学内の戦略や組織、意思決定などを考え直さざるをえなくなること。」という吉田先生のお話。つまり、eラーニングは大学内部の改革のきっかけや手段に成り得るというわけ。

そしてもう一つ、我が熊本大学のITへの対応やeラーニング導入は、他の大学に比べてものすごくうまくいっているということ。授業中に「熊本大学はどうなの?」と質問されて概要を説明したら、吉田先生や大学関係者の受講者から「それは奇跡的」「うらやましい」と言われた。(^_^;)

授業後は受講者みんなとタイ料理店で懇親会。20070602higeredu2

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